2020年10月22日木曜日

英語教育講義 第4回

 第4回の授業の内容は学習者要因についてであった。まず、学習者要因とは内的要因と外的要因に分けられており、内的要因(学習者の内面)は動機付け、個性、適性、学習スタイル、年齢である。外的要因(学習者の周り)は学習場所、学習方法、学習時間である。また、学習者要因がいかに中間言語システムに影響するかを授業では見ていった。
学習者要因は次の4つで構成されている。


1 個性・性格
2 知能・知性
3 言語適性
4 年齢


 まず1個性・性格要因では普段の生活の中で出てくる性格がいかに学習に関係してくるのかを見た。私がここで驚いたのは適度な不安は学習に良い働きをしたり、感情移入ができるほど学習の飲み込みが早くなる、これは素直な人ほど学力が上がりやすいっていうところに関係するように思える。

 次に2知能・知性である。読解能力、文法能力、語彙学習は個々人が持っている知能・知性に影響を及ぼしているが、口頭のコミュニケーションや発音は関係がない。これを聞いた時、すごく確かにと思った。音声は練習あるのみだし、コミュニケーションも練習をどんくらいこなしたかよると思う。

 3言語適正では現代言語的性テスト(MLAT:Modern Language Aptitude Test)という言葉が出てきた。いろいろな能力が挙げられていたが全てに当てはまらなくてもよく、自分が高い能力のところを生かして学習することが大事だそうだ。確かにこれはとても思うところがある。

 大体、言語学習を始めようとするとき、みんなまず言語学習メソッドを見つけようとする人が多くいる。実際に私もそうだ。今でさえよし頑張ろうと思うとき、たまにメソッドなどを調べる。そしてたくさん調べて準備し、それに満足して何もせず終わるってこともある。これは一番残念なことだと思う。実際、よく良いと聞くメソッドを取り組んでみてそれが自分に合わなくて、学習を辞める人もいる。

 しかしそれをするよりまず、なんでもいいから解くとか、テストを受けてみるとかすることが自分のレベルや、何ができないのかを知るいい機会になる。話はすごく逸れてしまいましたが、結局メソッドを調べるよりも、自分で自分に合う学習方法を学習する中で見つけていくことが一番だと思う。かつ、自分に合った方法を見つけるというのが学習の面白い面であると思う。みんな手っ取り早く知能をあげようとするが、ゆっくりじっくり自分にあった方法を見つけた方がいいというのは、なんともそうであればいいという願望に過ぎない。がある意味早く頭良くなりたいという思いが自分にあった学習方法を見つける動機付けにもなるのだ。と思った。

 4年齢では臨界期仮説という言葉が出てきた。これを見たとき、「めっちゃ英語教育って感じする」と思った。前期の集中講義で英語教育特別講義を受けたがこの言葉が何回も出てきて、周りの3、4年性は知っているのに自分は知らないという孤独な中にいたのでこの言葉を習えて嬉しい。臨界期仮説は年齢によって頭の柔らかさが違うっていうところが主な要素だなと感じた。

 また資料を読んだが、吉井先生がおっしゃっていたことがより専門的な言葉で具体的な例や調査結果を用いながら述べられていた。感想としては英語教育という学問とか研究領域として学習者要因が述べられているなと感じた。そして読み終わった後、どうやって英語を教えたらいいんだろうと思った。高校の頃から何回もこの事を考えているが、わからなくてため息が出る。

2 件のコメント:

  1. I'm glad that you noticed a very important thing. Yes, learners need to find their own ways of learning. We find them by being taught. We learn them by imitating the ways. We just have to try them out and see if they fit ourselves.

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  2. 臨界期仮説はとても興味深く、そして重要な考察対象ですよね。アヴェロンの野生児の例や、赤ちゃんの音の聞き分けの実験など、臨界期といってもその研究対象や特徴は様々です。しかし、臨界期があったとして、それ以降に全く学習が進まないということはないと思います。ですので、高校教育でも、自らの学習でも、その年齢、環境、目的にあった教授、学習法を模索する必要がありますね。(小川)

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